
知らず知らずのうちに想いが執着になっていることがありますよね。執着に囚われると、苦しいものです。手放してみると、何故そこまで固執していたのか分からないほどです。
何よりも引き寄せの法則にとって、執着は悪い働きをする一面もあります。もちろん執着の全てが悪いワケではないので、手放すべきものを判断することが大切です。
それでは、引き寄せの法則と執着の関係、手放す判断やその方法についてお話していきましょう。
引き寄せの法則について

それでは、執着を手放す方法について入る前に、まずは引き寄せの法則についてまとめておきます。
引き寄せの法則とは何か?
気付いてください。もうあなたは使っています(笑)。
あなたが叶えたいことを意識した瞬間から引き寄せの法則は発動しています。
欲しいものやしたいことなどを「意識」すると、叶えるために必要な情報・手助けしてくれる人・チャンス・タイミング…などを的確に引き寄せます。その引き寄せられた情報を活かし行動することで、あなたの望みは実現します。
本当に便利なツールで、明確に意識すれば、望みに近い情報を引き寄せてくれます。
ポジティブなエネルギーの重要性
引き寄せの法則が引き寄せてくる情報の“質”を決めているのが「波動」です。
人間も含めた物質は分解していくと 分子 → 原子 → 原子核と電子 …最終的には最小粒の素粒子になります。素粒子は常に振動していて、「波」の性質を持っています。高い波か、低いか、細かい振り幅か、大きいのかなどの波の状態のことを「波動」といいます。
物理学的には人間も物質ですから、波動を持っていることになります。

上の図のように、波の状態も色々。一直線に向かうほど高い状態で、「無」が最高波動になります。
物理的に波動が高いということは、健やか、心地良い、爽快、明るい、楽しいなどポジティブな状態であることを示します。
逆の波動が低い時は、不調、居心地が悪い、憂鬱、暗い、つまらないなどネガティブな状態です。
波動はエネルギーを伝達する現象で、そのエネルギーを周りに発しています。あなたも波動が高ければポジティブなエネルギーを、低ければネガティブなエネルギーを発しているのです。
そして、ここからが引き寄せの法則的に重要で、しっかり伝えたい所です!
原則として引き寄せの法則は、同じ波動のものを引き寄せます。
あなたが波動の高いポジティブな時はポジティブなモノを、波動の低いネガティブな時はネガティブなモノを引き寄せます。

もし、ピョコのように上手く引き寄せの法則が使えていないと感じる方は、この波動エネルギーをポジティブに維持してみましょう。
波動に心配や疑いなどのネガティブな感情を含めてしまうと、心配してしまうことや疑ってしまう情報を引き寄せてしまいます。

引き寄せてくる情報の「質」が変われば、あなたの現実も変わってきます。
では、あなたに引き寄せの法則を上手く幸せに発動させるコツを伝授しますね!
引き寄せの法則を上手く発動させるには、6Stepのステップがあり、この順番を守っていけば最短で引き寄せられます。

上の図のように、①願いが出来る(意識する) → ②波動を整える → ③願いのイメージをする → ④引き寄せの法則発動 → ⑤波動に合った情報などが集まって来る → ⑥行動する…この順番です。
波動をポジティブに整えた後に、願いのイメージをすること!ネガティブな感情でイメージしてしまうとは、ネガティブな波動のものを引き寄せてしまいます。
あと、即行動に移す方がいますが、まずは本当に引き寄せたいことを整理しながら、しっかりイメージを膨らませることが大切です。イメージ出来ていれば、あなた自身もブレにくいですし、引き寄せの働きもスムーズになります。
もっと深く引き寄せの法則や波動について知りたいと思った方は、「引き寄せの法則の本当の意味を解説!」「引き寄せの法則は波動を高めることで成功する!」がオススメです。
執着は本当にダメなの?

さぁ、本題に入りましょう。そもそも執着とはいったいどういう状態なのでしょうか。そして、本当に執着は良くないのでしょうか。執着について客観的に見ていきます。
執着が持つメリット
執着の意味を国語辞書で調べてみると、「一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと」とあります。
執着の状態でいえば、強いこだわり・固執・未練・所有欲などですね。
執着する対象も、人(恋人・友人・家族)・物(お金・地位・名誉・過去の栄光)・考え方(自分の信念・価値観)・感情・過去(過去の成功体験・過去の失敗体験)など色々です。
その執着は度を超すと苦しみやトラブルの原因になってしまいますが、もちろんメリットもあるのですよ。
例えば、目標達成面でのメリットは…
- 困難な状況でも諦めずに努力し続ける原動力になる。
- 必要なスキルや知識を積極的に習得しようとする意欲を高める。
- 目標達成に必要な集中力や忍耐力を高める。
専門性・創造性でのメリットは…
- 情熱的な活動や創造的な表現を促す。
- 特定の分野への深い知識や技術の習得につながる。
- 一つのことに集中して取り組むことで、専門性や創造性を高め、その分野の第一人者となる可能性がある。
- 強い探求心は、新たな発見や発明を生み出す原動力になる。
- 情熱的な活動は、充実感や達成感をもたらし、人生を豊かにする。
人間関係面でのメリットは…
- 相手を思いやる気持ちや絆を深める。
- 困難な状況でも支え合い、助け合う関係を築ける。
- 強い絆は心の安定や幸福感に繋がる。
自己成長面でのメリットは…
- 自己改善や成長への意欲を高める。
- 自己成長の過程で得られる知識や経験は、自信や自己肯定感を高める。
など、素晴らしい面も多々あるのです。だから、必要以上に執着を目の敵にはしないでくださいね。
執着が持つデメリット
執着が度を過ぎてしまうと、他のことに目を向けられなくなり、視野の狭い考えや自分勝手な行動をとることも多く、様々なデメリットが生じます。
先程のメリットが全て裏目に出ると考えてください。
例えば、精神面では執着しているものが手に入らなかったり、失ったりすると強い苦痛を感じ自暴自棄になったり、人間関係面では相手を束縛したり、攻撃的になるなど関係が悪化することがあります。
執着は使い方によっては大きな力を発揮しますが、常にそのバランスを意識することが重要です。
執着が引き寄せの法則に与える影響
では、執着が引き寄せの法則にどんな影響を与えるのでしょうか。
前向きな執着であれば、あなたの波動もポジティブで高くなります。波動が高くなれば、引き寄せの質もポジティブで良いものになります。

逆に執着が度を過ぎると、色々な関係が壊れてしまう可能性があります。何より自分自身が苦しくなって、波動がネガティブな低い状態になります。もちろん波動が低くなれば、引き寄せの質もネガティブなものになります。
波動を低くする「度がすぎる執着」は、引き寄せの法則に悪い影響を与えてしまいます。悪い引き寄せのサイクルに入ってしまう前に、出来るだけ手放してしまいましょう。
必要な執着と手放すべき執着の見極め
引き寄せの法則に影響を与えてしまう前に、「必要な執着」と「手放すべき執着」を見極めたいですね。
では、どうやって見極めるかですが、簡単です。
あなたが願いを意識した時に、どんな気分になるかで分かります。

モヤッとしたり、ザワザワしたり、焦りを感じたり、苦しくなったり、不安になったり、それが叶わないと死んじゃう!とまで感じてしまっていたら、それは手放すべき執着です。
楽しかったり、嬉しかったり、やる気が出たり、ワクワクしたり、明るい気分であれば、必要な執着です。
また、毎日の中で起こる出来事でもわかります。
トラブルや上手くいかないことが頻繁に起こっていれば、悪い引き寄せのサイクルになっています。
逆にタイミングの良いことが続いたり、助けてくれる人が現れたりとスムーズな流れであれば、良い引き寄せのサイクルになっています。
冷静になって判断して、ネガティブな感情や悪い循環になっていた場合は、なるべく早く手放しましょう。
執着を手放す方法とは?

それでは、手放す実践方法の一例を紹介します。方法は1つではなく、色々なアプローチ方法があります。

執着を手放すキララ的実践方法は、上の図のように8ステップになります。それでは、詳しくみていきましょう。
ステップ1 執着に気づく
あなたの感情を客観的に観察し、必要な執着なのか、手放すべき執着なのか判断します。願いを意識した時に、ポジティブな感情であれば問題はありません。ネガティブな感情になれば、それは手放すべき執着です。
ステップ2 感情を解放する
執着している想いについて、意識的に集中して考えます。色々な感情が溢れ出てくると思います。その感情を押さえ込まず解放しましょう。思いっきり泣いてもいいですし、怒りや文句を言ってもいいです。紙に書き殴るのもいいでしょう。あなたなりの方法で感情を出し切ります。
涙が止まってきたり、怒りや文句も尽きてきた時、不思議なほどスッキリしていることに気づくと思います。その境地になるまで出し切ってしまいます。
ステップ3 波動を整える
感情を解放した後は、波動を整えます。波動を整えるとは、簡単に言うと「いい気分」になることです。引き寄せの法則的には最も重要な部分です。波動をポジティブに上げることで、これから引き寄せるものの質を良いものにします。
いい気分になる方法には、精神面、身体面、環境面、行動面の4つのアプローチができます。詳しくは「引き寄せの法則は波動を高めることで成功する!」で紹介していますので、参考にされてください。
簡単にできることでは、バラエティー番組を観て思いっきり笑ったり、ゆっくり湯船につかって身体を温めたりですね。このように「いい気分」になることをして、波動を整えていきます。
ステップ4 手放すメリットを考える
執着を手放すことで、どのような良い変化がもたらされるかを具体的にイメージしてみます。例えば、心が軽くなる、ストレスが減る、新しいことに挑戦できる、人間関係が改善されて上手くいく…など、手放すメリットを出来るだけ多くあげていきます。
ステップ5 手放すと決意する
手放すメリットが多いことに気が付くと、執着していることの無意味さを実感します。どれだけ無理をしていたかにも気付けます。間髪入れず手放すと決意しましょう!!
そして、「私は〇〇を手放し、自由です!私は今、幸せで満たされています。」など、現在形で肯定的な言葉で決意表明します。感情を込めて、繰り返し唱えていくことで、潜在意識に新しい信念を植え付けます。
ステップ6 少しずつ手放す
一度に全てを手放すことは難しいので、少しずつ進めていきましょう。例えば、不要な物を処分する、連絡を控える、過去の出来事を振り返る時間を減らすなど、小さなステップから始めます。
ステップ7 今この瞬間に集中する
もう変えられない過去を悔やんでも、まだ来ていない未来を不安がっても仕方ありません。執着に囚われる時間を無くしていき、リアルな今をしっかり生きるのです。今だけがこれからを変えていけるのですから。あなたが幸せになるために必要なことに集中しましょう。
ステップ8 自分を褒める
執着を手放す過程を頑張っているあなたをたくさん褒めてあげましょう。そして、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動などを心掛け、心身共に大切に扱ってあげます。
執着を手放す効果

執着を手放した時、どのような効果があるのでしょうか。色々なパターンがありますが、一般的に分かりやすい効果を上げていきます。
力みが取れて気楽になる
執着状態の強いこだわり・固執・未練・所有欲などのネガティブ感情であった時、身体も心もギッチギチでずっと苦しかったはずです。そんな状態から解放されて、力みが取れて気楽になります。
余計な心配や不安、焦りや怒り、悩みなどが少なくなって心の平穏を取り戻せます。そうすると、本来のあなたの素敵な部分が煌めきを取り戻し、自信も回復してきます。
成長はもちろん大切なことですが、あなたの素敵な部分を活かさないやり方は、間違いなのです。自分を大切にして、あなたらしく楽しく毎日を過ごしましょう。
引き寄せの成果が加速する
「まだ手に入っていない」という欠乏感や、結果をコントロールしようとするエネルギーが抵抗力となって、引き寄せの法則の邪魔をしていました。
あなたが執着に気づき、手放す決意をすることで邪魔する抵抗力が無くなると、もちろん引き寄せの法則に良い影響を与え、成果も加速します。
こだわり固執していた時とは考えられないほど、気楽なのにスムーズに上手くいき始めます。運の良い人は驚くほど割り切りがいいものです。上手くいかない時は、執着しすぎず即損切りぐらいで調度いいです。
まとめ
引き寄せの法則を上手く発動させるには、度が過ぎる執着は邪魔でしかありません。
そもそも度を過ぎる執着は、ネガティブな感情で占められて苦しい状態にあります。
ずっと苦しんでいる方、どうかその執着に気づき、サヨナラする決意をしませんか?なかなか上手くいかず滞っていたことが、驚くほどスムーズに流れ始めますよ。何より、あなたに笑顔が戻ってくるハズです!
この記事と出会ったあなたは、きっと手放すべき時期に来ています。どんなことにも偶然はありませんから!
あなたの躍進と幸せを信じています。
これからも引き寄せの法則についてわかりやすく解説していこうと思っていますので、引き寄せの法則が好きな方、ぜひこのサイトでお付き合いください(笑)。