
あなたは「いい人」をやっていますか?それは、周りの人に好かれるためでしょうか?
実は、「いい人」をどう思っているかを調べてみると、
- 都合のいい人、どうでもいい人
- 一緒にいて楽しくない、つまらない
- いい人だけど合わない、疲れる
- 違和感がある
- 裏がありそう
- 演じてそう
- 気持ち悪い
- 好きになれない
- 怖い
- うざい
- モヤモヤする
- 損する、報われない
- 早死にしそう
…などなど、意外にも悪いイメージが多く含まれていました。
そうなんです。みんなに好かれようとして、いい人を頑張ってやっても、都合のいい人扱いされたり、ウザいとか気持ち悪いと思われていたなんて…。
頑張っていい人をやっている…という時点で、違和感があるのでしょうね。やはりあなたの素のままが一番なのです。ここに幸せに生きるコツが秘められていそうです。
いい人をやり続けるもの大変ですし、無駄な努力で疲弊するのをやめてみませんか?
そのメリットや方法についてお話していきます。
いい人をやめると毎日が楽しくなる理由

いい人のイメージってどんなものですか?
誠実・優しい・親切・謙虚・寛容・共感力や忍耐力がある・協調・明るい・笑顔・礼儀正しい・陰口を言わない…などが代表的なものですかね?
どれも素晴らしい性質で、これをありのままの地で出来ていれば、もう「天使」です(笑)。自然な態度や行動なので、疲弊することもありません。
でも、自分を後回しにして我慢をしたり、こんなに親切に助けてあげているんだからと見返りを求めてしまったりなど、我慢や疲れとともに、不満や怒りのようなネガティブな感情になりがちなら、それはいい人を頑張ってやっています。
いい人をやっている自覚もあると思います。では何故いい人をやっているのかというと、みんなに好かれたいという願いがあるからだと思います。その気持ちはとてもよく分かります。
ずっと周りの評価を気にしてきたのですから、いい人をやめるのは怖いし、勇気がいると思います。
ただね、気付いて欲しいんです。あなたの人生は周りの人のためにあるワケではありません。あなたのための人生なのです。あなたのために生きてください。
まだ、怖いですか?そんなあなたに、いい人をやめるとどんなに楽になるかについてお話していきましょう。
自己肯定感が高まる
いい人でいようとすることは、ありのままの自分を否定し、理想の「いい人像」を追い求めている状態です。
自分のままでは人に好かれないという思い込みがあるのですね。
それに、みんな一律のいい人になったら、全く面白みのない世界になると思いませんか?
みんな個性があり、違うからこその面白い化学反応が生まれ、成長・発展していくのです。
それぞれの弱さや欠点も個性でしかありません。面白い化学反応のモトです。そのままの自分を肯定していく方が自然なのです。
好かれないかも…という心配や恐怖があるかもしれませんが、あなたの個性は必要だから存在しています。だから、押し殺さないでください。
もっとありのままの自分という素材を有効活用していきましょう。そうすれば、あなたの個性と合う仲間が集まってきます。大丈夫です。
いい人をやめ、ありのままの自分を受け入れると、自己肯定感が高まるのが分かるはずです。
「自分が大好き!」とか「自分はスゴい!」と感じる自己肯定感は、幸せになる重要な鍵です。
周りの目が気にならなくなり楽になるので、ぜひ取り戻して欲しいですね。
周りの期待に応えない自由
いい人でいようとすると、どうしても周りの期待に応えようとし、評価ばかりを気にしています。
期待に応えられなければ、必要とされなくなるという思い込みですね。
自分の気持ちや価値観とは違うことでも、我慢して一生懸命に周りの要望に応えていくは、本当に疲れること。
その頑張りは報われますか?しかも周りの要望はエスカレートしていきますし、ずーっと続くのです。
周りからの期待は、周りの勝手な期待です。あなたは、あなたの時間を使って、あなたのしたいことを、あなたが決めるのです。
いい人をやめ、あなたの価値観や気持ちを大切にするようになると、本当にやりたいことに集中できるようになるので、自然と周りの評価が気にならなくなります。いや、気にしているような時間はなくなります(笑)。
そして、なぜ今まで自分のやりたいことを後回しにしてまで、他人の都合のいい期待に応えようとしていたのか分からなくなります。
あなたがあなたの人生を歩き始めると、無駄な作業や人間関係も清算されシンプルで楽な状態に戻ります。離れる人もいるかもしれませんが、それは悪縁だと思って手放しましょう!
大丈夫です、あなたが本当にやりたいことを集中して楽しくやっていれば、そこで新しい良縁に出会えます。
そして、やりがいやいい仲間に囲まれ、毎日が充実してとっても楽しくなりますよ。
人間関係の改善
表面的な「いい人」の関係は、本音を言えてないので、絆を深くすることが難しかったのではないでしょうか。都合のいい人として利用されている可能性もあります。
でも、そうなった人達は、あなたを都合良く使っていた人なので、離れていってくれていいのです。本当にあなたを大切に想ってくれている人であれば、変化に一瞬驚くことはあっても受け入れてくれます。
あなたもこれまでのように周りの顔色を伺ったりせず、自分の本音で生き始めましょう。
大丈夫、あなたが周りに依存せず自立した生き方をするようになれば、同じように自立した人達と出会えます。
そして、お互い自立した当たり前の良い人間関係を築いていけますからね。
自分の時間を大切にする
このような自己犠牲は、満たされない思いを生み出しますし、感謝を返してくれないと怒りを感じたりなど、どっちみちネガティブな気持ちになります。
自分のことは自分でやるのが、人生の基本的なお約束。いい大人で健康な人であれば、自分でやってもらえばいいのです。
当たり前ですが、時間は有限です。いい人をやめて、自分の時間を自分のために使いましょう。
あなたが本当にしたいことを見つけて楽しむのです。これが幸せに生きる最大のコツだと気付くはずです!
いい人をやめる方法

いい人をやめるメリットに魅力を感じてきましたか?(笑)
それでは、たたみかけて「いい人」をやめる方法について見ていきましょう!
自己分析を行う
まずは、自己分析から始めましょう。
今の自分自身について、具体的にどのような状態なのかを把握します。
step
1次の質問に答えてみてください。
- どんな時に「いい人」を演じてしまうのか?
(例:頼まれたことを断れない、相手に嫌われたくない、場の空気を壊したくないなど) - その時、どんな感情を抱いているのか?
(例:本当は嫌だけど我慢している、仕方ないと思っている、不安を感じているなど) - 「いい人」でいることで、どんなメリットを感じているのか?
(例:人に好かれる、感謝される、平和に過ごせるなど) - 「いい人」でいることで、どんなデメリットを感じているのか?
(例:疲れる、ストレスが溜まる、自分の時間がなくなる、言いたいことが言えないなど) - 周りの人から、あなたはどんな「いい人」だと思われていると感じますか?
これらの質問であなたの状態を把握しました。
step
2次に「本当の自分」の声に耳を傾けてみましょう。
- 大切にしている価値観は何ですか?
(例:正直さ、自由、創造性、成長、調和など) - 本当にやりたいことは何ですか?
(例:仕事、趣味、人間関係など、どんな小さなことでもOK) - どんな時に喜びや充実感を感じますか?
- どんな時に不快感や違和感を覚えますか?
- 理想の自分はどんな姿ですか?
これらの問いを通じて、自分が何を大切にし、何を求めているのかを明確にすることで、「いい人」を演じる必要のない、自分らしい生き方の軸を見つけることができます。
時間をかけてじっくり考えてみてください。ノートやスマホにメモするのもいいですね。完璧を求めなくて大丈夫です。日々変化していっても全然いいですし。
勇気を持って断る
「いい人」をやめるための具体的な行動としては、まずあなたの感情がモヤッとしたり、嫌だなと感じる“お願い”を断ることから始めましょう。
嫌われてしまうかもという恐怖で、最初はとても勇気がいると思います。
でも、その“お願い”を受け入れ続けることは、あなた自身を軽んじ虐げています。
大げさなと思うかもしれませんが、あなたの感情は、あなたを守るため瞬間的に起こる反応です。
モヤッとしたり嫌だなと感じるのは、あなたにとって理不尽な要求である可能性が高いのです。それを無視して他人の要望に応えようとしているのですから…。
あなたがストレスを感じないレベルから始めましょう。1%からでいいのです。1%できたら2%にと、徐々に増やしていきます。
0から1にするのが一番大変なのです。その後は早いはずだから。そして、断れた自分をしっかり褒めてあげてください。
自分の意見を伝える
ずっと受け身で、自分の意見を言えずにいたかもしれません。でも、思ったり感じることはあったハズ。それを少しずつ伝えるようにしましょう。
自分の意見と違う話になったら、まず相手の意見を聞いて受け入れます。これはいい人症候群の人にとっては得意分野ですね(笑)。
人って、否定されることを極端に嫌う傾向がありますから、まず「あなたはそう思うんだね。わかるわかる!」と受け入れ、続けて「私はね、こう思ってるんだよね〜。」と自分の意見も伝えればいいだけのこと。
コミュニケーションは、気持ちや考えを伝え合い、分かり合うことです。否定や押しつける必要はありません。
あなたもしっかり伝えることで、コミュニケーションは成立します。
やはり伝えることが怖いですか?わかりますよ。こちらも1%から徐々に始めましょう。
もし意見が合わないからといって責めてきたり、一方的に意見を押しつけてくるような人がいたら、距離を取った方がいいでしょう。
いい人をやめることの反発と対処法

あなたがいい人をやめる行動をすると、都合よくあなたを利用していた人の反発があるかもしれません。
でも、ここで負けてはいけません!その対処法についてまとめておきます。
周囲からの批判への対処法
急に態度を変えると、周りの人から「変わったね」「冷たくなった?」などと言われたり、今まで頼んでいたことを断ると不機嫌になられたりすることもあるでしょう。これがいわゆる「反発」です。
でも、提案している1%からの徐々な変化であれば、相手も「アレ?」っと小さな違和感くらいでスルーされて、反発や批判を受けることも少なくなるハズです。
まあ、周りの人も基本的に嫌われたくない心理が働くので、極端な反発はないと思います。そこまで怖がる必要はありません。
それでも極端な反発をしてくる人は、かなりあなたをナメている状態なので、距離を置いた方がいいでしょうね。
嫌われる恐怖に負けないでください。逆にあなたが距離を置くのです。もちろんケンカ別れする必要はありません。心で線引きして、そっと距離を置くだけでいいのです。
分かりやすくイメージすると、あなたの「好きな人」ランキングで、その人の順位が圏外になる感じです(笑)。圏外の人に好かれようとか、親切にしようとか思わないでしょ?
そして、理解してくれる人を大切にしていきましょう。
問題が発生したときの考え方
この手の問題は、変わろうとしたからこそ起こった反応だと、前向きに捉えましょう。
あなたの変化に、相手はまだ戸惑っています。すぐに理解されなくて当然。
なので、まず第三者の目であなたと相手のやり取りを観察してみましょう。
そこで、明らかに相手の言い分が理不尽であれば、受け入れる必要はありません。華麗にかわすスキルを発動しましょう。無駄にもめるのも嫌ですしね。自分を責めるのもおかしいですよ。
理解できる部分があれば、自分の意見も伝えつつも理解する努力をしてあげます(笑)。
先程も言いましたが、コミュニケーションは、気持ちや考えを伝え合い、分かり合うことです。お互い理解し合う努力はしないとですね。
無駄に、大げさに考えたり、怖がる必要はありません。
あなたの行動や考えを、どうしても相手が受け入れられない場合は距離を取るしかありません。先程のランキングですよ(笑)。逆に理解してくれる人を大切にしましょう。
新たな人間関係の築き方
あなたが変わろうと行動すれば、それに見合った新たな人間関係が始まります。誰もいなくなるのではないかと怖がることはありません。去る者もいれば新たに来る者もいるのです。大丈夫です。
まずは、あなたの本当にやりたいこと、興味のあることを始めましょう。その界隈でいい出会いが必ずあります。
無理せず、焦らず、自分らしく、自然体でいれば、良い人間関係を築けていけます。いい刺激を受けてよりやる気も出てくるなど良い影響ばかりです。毎日が楽しくなること間違いなしですよ!
まとめ
もちろん「いい人」が悪いワケではありません。今回の内容は、無理をしてやっている「いい人」についてです。
誰だって嫌われたくないですよね。でも、そればかりになって自分を苦しめる結果になっては意味がないのです。
実際にいい人をやめてみたら、あんなに怖がっていたほど、嫌われて孤独になることはありません。
当然と言えば当然なのですが、周りの人だって嫌われたくないと思っているのですから(笑)。
そして、びっくりするくらい周りの雑音が消えて楽になります。周りのために使っていた無駄な時間を、あなたの興味のあること、やりたいことに使えて、毎日がイキイキ楽しくなります。
この際、「いい人」をやめてみませんか?
これからも幸せになるコツについてわかりやすく解説していこうと思っていますので、またこのサイトで是非お会いしましょう。